全学共通教育科目「学際知」
科学史(第14回)
2020. 6. 18. 配信
2020. 8. 16. 更新
馬 本 勉
科学史 第14回
「幕末明治期の外国語学習史:日本における科学史の一側面」のねらい
江戸時代の日本人は,オランダ語を通じて医学など西洋の科学を学びました。やがて幕末の開国を経て,蘭学は英学に取って代わられます。この回では,科学技術の移入に不可欠な外国語学習の歴史に注目し,日本における科学史の一側面を考えていきます。
質問は,メールで遠慮なくどうぞ。 umamoto@ed.pu-hiroshima.ac.jp
New! みなさんの疑問点や,さらに学んでみたい点への参考資料を,順次アップしていきます。こちらをクリックしてご覧ください(←クリック)。
授業内容(2020年6月18日)
次の講義資料と,動画1〜8を順次クリックしてご覧ください。
講義資料: http://eigaku.net/puh/zengaku/20200618_hos14.pdf
・スライド p.3『解体新書』 序図 巻之一 巻之二 巻之三 巻之四
(国立国会図書館「近代デジタルコレクション」より)
動画1: https://youtu.be/QxVuZ1jb8mA
動画2: https://youtu.be/kme9sxr1tA4
動画3: https://youtu.be/3dMriaqIJq0
動画4: https://youtu.be/rAVvKYu9LsU
動画5: https://youtu.be/p6enBbgEY0E
動画6: https://youtu.be/jOmC3rviHzE
動画7: https://youtu.be/Icad2z2W-ZE
動画8: https://youtu.be/xtWvIJvf4K8
第14回の課題
〇次のテーマについて,A4用紙1枚程度にまとめ,ワードファイルをメールに添付して提出してください。
〇テーマ:講義内容や参考ウェブサイトをもとに,外国語学習と科学の進展との関係について,理解したことをまとめてください。その上で,疑問に思った点,さらに学んでみたい点を,その理由とともに述べてください。
〇提出先: umamoto@ed.pu-hiroshima.ac.jp
〇締切: 6月22日(月)17:00
参考ウェブサイト
〇江戸時代の日蘭交流(第1部 歴史をたどる/第2部 トピックで見る)
とても面白いサイトです。ぜひ通して読んでみましょう。
今回の話と特に関連するのは,第2部 3.オランダ語の学習 です。
4名の科学者が取り上げられています。 今回の話と特に関連するのは,
「志筑忠雄 近代西欧科学とはじめて向き合った孤高のニュートン学者」です。
参考文献
新戸雅章 (2018).『江戸の科学者』平凡社.
杉田玄白(緒方富雄 校註)(1959).『蘭学事始』岩波書店.
杉本つとむ (1990).『江戸洋学事情』八坂書房.
惣郷正明 (1983).『英語学び事始め』朝日イブニングニュース社.
日本英学史学会 (1976).『英語事始』エンサイクロペディアブリタニカ(ジャパン)インコーポレーテッド.
茂住實男 (1987).「文法=訳読法の成立過程」『日本英語教育史研究』2, 133-149.