全学共通教育科目「学際知」

科学史(第14回)

皆さんの疑問や,さらに学んでみたい点への参考資料

Updated: 2020/08/16

 

 

Q.オランダ通詞のオランダ語学習はどのようなものだったか。

A.参考になる動画をご紹介します。

  木村直樹先生「江戸時代、人はどうやって外国語を学んだか」

 

Q.日本史のおさらいをどうすればよいか。

A.映像授業 Try IT「日本史」の動画はいかがでしょうか。

  江戸時代の学問 13 14 16 17

 

Q.オランダ通詞が「世襲制」であったのはなぜか。

A.次の点について考えてみましょう。

●この時代,世襲制であったのは,通詞に限ったことではない点

●(今なお世襲制である)伝統芸能や伝統工芸のように,語学には特別な「技」が必要で,家庭内における早期の教育開始が期待されていたのではないか,という点

    ●通詞の役割の性格上,世襲にすることで,外交上の機密保持に一定の役割を果たしていたのではないか,という点

 

 

★以下も随時更新していきます。

 

参考ウェブサイト

江戸時代の日蘭交流

江戸の科学者列伝

くすりの博物館

国立国会図書館デジタルコレクション 

津山洋学資料館

 

参考文献

○伊村元道 (2003).『日本の英語教育200年』大修館書店.

○加藤文三 (1972).『学問の花hらいて:『蘭学事始』のなぞをさぐる』新日本出版社.

○新戸雅章 (2018).『江戸の科学者』平凡社.

○杉田玄白(緒方富雄 校註)(1959).『蘭学事始』岩波書店.

○杉本つとむ (1990).『江戸洋学事情』八坂書房.

○妹尾啓司 (1973).『鎖国:日欧文化交渉史をめぐって』評論社.

○惣郷正明 (1983).『英語学び事始め』朝日イブニングニュース社.

○高橋磌一 (1972).『洋学思想史論』新日本出版社.

○日本英学史学会 (1976).『英語事始』エンサイクロペディアブリタニカ(ジャパン)インコーポレーテッド.

○松尾龍之介 (2007).『長崎蘭学の巨人:志筑忠雄とその時代』弦書房.

○宮永 孝 (1986).『阿蘭陀商館物語』筑摩書房.

○茂住實男 (1987).「文法=訳読法の成立過程」『日本英語教育史研究』2, 133-149.

○吉田光邦 (1969).『江戸の科学者たち』社会思想社.